EF24-105mm F4L IS USM

Example1
Photo by Remi Longva

この記事では、Canonの標準ズームLレンズEF24-105mm F4L IS USMの情報をまとめています。

EF24-105mm F4L IS USMはこんなレンズ!

このレンズは、焦点距離24-105mm、開放F値F4通しの標準ズームLレンズです。

http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard-zoom/ef24-105-f4l/ キヤノン:EF24-105mm F4L IS USM|概要

幅広い焦点領域をカバーしながら、気軽に持ち運べる重量。パースペクティブを強調した迫力ある広角撮影から、ボケ味の美しさが際立つ望遠撮影まで、これ一本で対応できます。手ブレ補正機構と贅沢なレンズ構成によって、さまざまな被写体をシャープに描写可能。また、優れた防塵・防滴構造を備えており、砂漠やジャングル、山岳地帯など過酷な条件下でも高い機動性を発揮、プロの要求に応えます。

スペックは下の表のようになります。

焦点距離 24-105mm F値 F4-22
レンズ構成 13群 18枚 絞り羽根枚数 8枚
フォーカス AF/MF 手ぶれ補正機構 あり(約3段分)
最短撮影距離 45cm 最大撮影倍率 0.23倍(テレ端)
最大径x長さ 83.5×107 mm 重量 670 g
フィルター 72 mm 発売日 2005年9月

こんな写真が撮れる!

Example2
Photo by Christian Dembowski

Example3
Photo by maxime raynal

何といっても24mm-105mmという非常に使いやすい焦点距離が魅力です。上のように望遠で切り取ってもよし。下のように広角で広く見せてもよし。色乗りもよく、逆光にも強いですね。

Example4
Photo by David Brossard

開放F値はF4といわゆる小三元に属する1本ですが、旅で持ち歩くにはF4くらいが軽量コンパクトで必要十分です。手ぶれ補正が付いているのでこのような室内のフォトにも対応できます。広角24mmを活かせば教会でも広く撮れます。

Example5
Photo by ilirjan rrumbullaku

テレ端での最大撮影倍率は0.23とマクロ的な使い方もできる万能レンズです。

海外レビューサイトの評価は…?

PHOTOZONE

http://www.photozone.de/canon_eos_ff/420-canon_24105_4_5d?start=1 Canon EF 24-105mm f/4 USM L IS (full format) – Review / Lab Test Report – Analysis

  • 広角端での歪曲は樽型で凄まじく大きく、4.3%に及ぶ。これは撮影後の補正なしでは建築物の撮影や直線を含むシーンなどですごく気になるレベルである。中間域では緩和し、40mmでは0.7%程度に落ち着く。望遠端に近づくに連れて再び糸巻き型の歪曲が大きくなるが、最大でも1.5%程度である。
  • 広角端での周辺減光は大きく、絞り開放で2.5EV程度の大きな光量落ちが観測される。この問題はF5.6程度までは顕著であり、F8やF11まで絞っても1-1.25EVまでしか改善しない。他の焦点距離ではこれほど顕著ではないが、状況が許せば絞って撮影するほうが好ましい。
  • 解像力は高い。広角端での中央の画質は非常に良い (very good) から素晴らしい (excellent) のレベルであり、周辺は非常に良く (very good)、四隅も良い (good) から非常に良い (very good) の間を保っている。残念ながら中間域の70mmでは解像力はあまり良いとはいえない。絞り開放で中央は非常に良い (very good) が、周辺の画質は甘くなり、F5.6から可能ならF8くらいまで絞らないとフレーム全体にわたって均質な画質は得られない。望遠端では絞り開放における周辺の画質は回復するが、絞ることによる画質の改善は依然として見られる。本レンズには像面湾曲の影響が見られ、またテストした個体では望遠端においてレンズの偏芯の影響が見られた。
  • 倍率色収差による色ずれは全ての焦点距離において比較的よく抑えられている。多くの標準ズームレンズのように広角端でもっとも顕著であるが、それでも周辺で1.5ピクセル程度であり、その他の焦点距離ではもっと小さい。等倍で見れば観測可能であるがそれ以外では問題ないだろう。また倍率色収差はDPPなどを使って簡単に補正可能だ。
  • 望遠端におけるボケはズームレンズにしては大変好ましいものである。開放での玉ボケにはややハロが見られるが、F5.6まで絞れば解消するし、そもそもそれほど問題になるようなものではない。ボケ味は非常にスムーズである。

LensTip.com

http://www.lenstip.com/index.php?test=obiektywu&test_ob=240 Canon EF 24-105 mm f/4L IS USM review – Introduction – Lenstip.com

良い点

  • 中央の画質は素晴らしい
  • 周辺の画質も非常に良い (very good) または良い (good)
  • コマ収差が小さい
  • 非点収差が小さい
  • 歪曲は甘受可能なレベルである
  • 逆光耐性が高い
  • 周辺光量落ちが小さい
  • AFの性能が高い
  • 鏡筒の質感がよく、堅牢
  • レンズフードとポーチが付属する

悪い点

  • 広角端 (24mm) における色収差が大きい

ePHOTOzine

http://www.ephotozine.com/article/canon-ef-24-105mm-f-4l-is-usm-interchangeable-lens-review-14847 Canon EF 24-105mm f/4L IS USM Interchangeable Lens Review

良い点

  • 中央における画質はズーム全域において素晴らしい
  • 絞れば周辺の画質も素晴らしい
  • 手ぶれ補正の効きが良い
  • 質感が良い
  • 静かで速いAF

悪い点

  •  周辺における色収差がズーム全域において少し大きい

このレンズに関するレビューまとめ

PHOTO YODOBASHI

http://photo.yodobashi.com/gear/canon/lens/ef241054.html [PY] フォトヨドバシ Canon EF24-105mm F4 L IS USM インプレッション | photo.yodobashi.com | インプレッション | photo.yodobashi.com |

テレ端が105mmと長めなのが、フラッグシップのF2.8通しに対してのアドバンテージ。レンズ交換の頻度がかなり減ります。これが有り難いのですよね。ズーム全域において大変にシャープな像を結び、ボケ味もそつなく良好。必携の1本ですね。

画面の隅々まで、全く破綻が見受けられないこの描写。便利で使いでのある焦点域で、手持ちでもガンガン行ける。ありがたい1本です。

日経トレンディネット

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/review/20070711/1001505/ 手ぶれ補正と高倍率で人気の標準ズームレンズ キヤノン「EF24-105mm F4L IS USM」 日経トレンディネット

望遠が105mmまであるのは、海外などの旅先で身軽に動きたいときに重宝する。特に、使っているカメラがフルサイズセンサーのEOS 5Dであれば、これ1本でほとんどの撮影をこなせるのだ。

発売当初に回収へ至ったシャワー状のゴーストは、その後の対処でほぼ改良されている。ごくまれに、わずかなゴーストが発生することもあるが、それも他のレンズならばハレーションを起こして満足な像を結ばないような悪条件での話だ。逆光性能はおおむね良好だといえよう。

広角側では糸巻き状の、望遠側ではタル状の湾曲が、どちらもわずかだが認められる。約4.4倍のズーム比を考えれば健闘しているといえるが、建築物をビシッとフレームに収めたいという人には、あまりお薦めはしない。 

その他ブログなど

このレンズとよく比較されるレンズ

このレンズはEOS 5Dとほぼ同時期に発表されて以来、長らくフルサイズ機における標準ズームの第一選択でした。しかしSigmaから24-105mm F4 DG OS HSMが、CanonからEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが相次いで発表され、これらのレンズが比較対象として検討されるようになってきました。

24-105mm F4 DG OS HSM
Photo by Guigui-Lille この記事では、Sigmaの標準ズームレンズ24-105mm F4 DG OS HSMの...

前者はスペック上は本レンズと完全にかぶっています。設計が新しい分画質的には有利な面もありますが、重量が本レンズより約215gも重いです。後者も後発である分Lレンズである本レンズと拮抗する画質を有し、本レンズより軽量コンパクトです。しかしF4通しではなく、広角端では開放絞りがF3.5になるものの望遠端ではF5.6と暗くなってしまいます。今から買うのであればデメリットを勘案した上でこれらのレンズを検討する価値はあるかもしれませんね。

また望遠端は短くなりますが同じF4通しの純正ズームLレンズであるEF24-70mm F4L IS USMと比較検討されるかたも多いですね。どちらもEOS 5D mark IIIやEOS 6Dのキットレンズになっているので、キットレンズとしてどちらを購入すればよいのか、悩ましいところです。ズーム倍率が小さい分画質はEF24-70mm F4L IS USMのほうがややいいですし、簡易マクロも可能ということで人気がありますが、やはり望遠端が105mmまであるというのは色々なシチュエーションに対応できて大変便利です。旅に1本だけ持っていくというのであれば私は本レンズを選びます。

http://eflens.net/24-70mm-f4l-is-usm

まとめ

光学性能 ★★★
造り ★★★★
AF ★★★★
取り回し ★★★
価格 ★★★
総合評価 ★★★★

このレンズ、非常に使いやすい焦点距離が魅力で、今でもフルサイズ機における標準ズームレンズの筆頭と言って差し支えないと思います。しかしもちろん粗もあって、多くのレビューにおいて中間域(70mm付近)における周辺画質に甘さが残ることが指摘されていますし、広角端での歪曲と周辺減光の大きさは大変目立つレベルです。倍率色収差も見られますが、これらはどれも撮影後に補正可能なので、気になる場合は補正すればよいでしょう。

ボケは非常に自然で好ましいものです。もちろん開放F値がF4ですのでそれほど大きくボケるわけではありませんが、フルサイズ機で105mmまで伸ばせば十分なボケ量が得られます。Lレンズだけ合って質感は高く、AFも速くて静かで正確です。手ぶれ補正はちょっと世代が古いので約3段分ですが、それでも(特に望遠域での撮影では)頼もしいと感じることが多いです。残念なのはズーム時に鏡筒が伸びることです。またロック機構が無いためにレンズを下にむけると自然に伸びてしまいます。また防塵防滴とは言え鏡筒が伸びるためにどうしてもホコリが入りやすくなってしまうのも気になりますね。私の個体は今のところ問題ありませんが。

このレンズ、おそらく現在世界で一番普及しているLレンズではないでしょうか。それだけに作例も多く見ることができます。ぜひ下のリンク集から色々な作例をご覧になって検討してみてください。上にも書きましたが、旅に1本だけ持って行くならこのレンズ、と言い切れるくらい使い勝手の良い1本です。

作例へのリンク集

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